2017年10月16日 Userabc さんの個別チャットログ


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[00:03:38] 年の内に 春はきにけり ひととせを 去年とや言はむ 今年とや言はむ
[00:03:47] 袖ひちて むすびし水の こほれるを 春立つ今日の 風やとくらむ
[00:03:53] 春霞 立てるやいづこ み吉野の 吉野の山に 雪は降りつつ
[00:04:01] 雪の内に 春はきにけり うぐひすの こほれる涙 今やとくらむ
[00:04:09] 梅が枝に きゐるうぐひす 春かけて 鳴けども今だ 雪は降りつつ
[00:04:16] 春たてば 花とや見らむ 白雪の かかれる枝に うぐひすの鳴く
[00:04:23] 心ざし 深く染めてし 折りければ 消えあへぬ雪の 花と見ゆらむ
[00:04:33] 春の日の 光に当たる 我なれど かしらの雪と なるぞわびしき
[00:04:39] 霞立ち 木の芽もはるの 雪降れば 花なき里も 花ぞ散りける
[00:04:44] 春やとき 花やおそきと 聞きわかむ うぐひすだにも 鳴かずもあるかな
[00:04:51] 春きぬと 人は言へども うぐひすの 鳴かぬかぎりは あらじとぞ思ふ
[00:04:58] 谷風に とくる氷の ひまごとに うち出づる浪や 春の初花
[00:05:06] 花の香を 風のたよりに たぐへてぞ うぐひすさそふ しるべにはやる
[00:05:16] うぐひすの 谷よりいづる 声なくは 春くることを 誰か知らまし
[00:05:23] 春たてど 花も匂はぬ 山里は ものうかるねに うぐひすぞ鳴く
[00:05:28] 野辺近く いへゐしせれば うぐひすの 鳴くなる声は 朝な朝な聞く
[00:05:37] 春日野は 今日はな焼きそ 若草の つまもこもれり 我もこもれり
[00:05:42] 春日野の とぶひの野守 いでて見よ 今いくかありて 若菜つみてむ
[00:05:49] み山には 松の雪だに 消えなくに みやこは野辺の 若菜つみけり
[00:05:57] 梓弓 押してはるさめ 今日降りぬ 明日さへ降らば 若菜つみてむ
[00:06:05] 君がため 春の野にいでて 若菜つむ 我が衣手に 雪は降りつつ
[00:06:12] 春日野の 若菜つみにや 白妙の 袖ふりはへて 人のゆくらむ
[00:06:20] 春の着る 霞の衣 ぬきを薄み 山風にこそ 乱るべらなれ
[00:06:28] ときはなる 松の緑も 春くれば 今ひとしほの 色まさりけり
[00:06:34] 我が背子が 衣はるさめ ふるごとに 野辺の緑ぞ 色まさりける
[00:06:42] 青柳の 糸よりかくる 春しもぞ 乱れて花の ほころびにける
[00:06:48] 浅緑 糸よりかけて 白露を 珠にもぬける 春の柳か
[00:06:57] ももちどり さへづる春は ものごとに あらたまれども 我ぞふりゆく
[00:07:03] をちこちの たづきも知らぬ 山なかに おぼつかなくも 呼子鳥かな
[00:07:10] 春くれば 雁かへるなり 白雲の 道ゆきぶりに ことやつてまし
[00:07:17] 春霞 立つを見捨てて ゆく雁は 花なき里に 住みやならへる
[00:07:27] 折りつれば 袖こそ匂へ 梅の花 ありとやここに うぐひすの鳴く
[00:07:35] 色よりも 香こそあはれと 思ほゆれ たが袖ふれし 宿の梅ぞも
[00:07:43] 宿近く 梅の花植ゑじ あぢきなく 待つ人の香に あやまたれけり
[00:07:50] 梅の花 立ち寄るばかり ありしより 人のとがむる 香にぞしみぬる
[00:07:57] うぐひすの 笠にぬふてふ 梅の花 折りてかざさむ 老いかくるやと
[00:08:04] よそにのみ あはれとぞ見し 梅の花 あかぬ色かは 折りてなりけり
[00:08:10] 君ならで 誰にか見せむ 梅の花 色をも香かをも 知る人ぞ知る
[00:08:17] 梅の花 匂ふ春べは くらぶ山 闇に越ゆれど しるくぞありける
[00:08:23] 月夜には それとも見えず 梅の花 香をたづねてぞ 知るべかりける
[00:08:29] 春の夜の 闇はあやなし 梅の花 色こそ見えね 香やは隠るる
[00:08:36] 人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香に匂ひける
[00:08:43] 春ごとに 流るる川を 花と見て 折られぬ水に 袖や濡れなむ
[00:08:49] 年をへて 花の鏡と なる水は 散りかかるをや 曇ると言ふらむ
[00:08:56] くるとあくと 目かれぬものを 梅の花 いつの人まに うつろひぬらむ
[00:09:04] 梅が香を 袖にうつして とどめては 春はすぐとも 形見ならまし
[00:09:12] 散ると見て あるべきものを 梅の花 うたて匂ひの 袖にとまれる
[00:09:22] 散りぬとも 香をだに残せ 梅の花 恋しき時の 思ひ出にせむ
[00:09:29] 今年より 春知りそむる 桜花 散ると言ふことは ならはざらなむ
[00:09:35] 山高み 人もすさめぬ 桜花 いたくなわびそ 我見はやさむ
[00:09:42] 山桜 我が見にくれば 春霞 峰にもをにも 立ち隠しつつ
[00:09:50] 年ふれば よはひは老いぬ しかはあれど 花をし見れば 物思ひもなし
[00:09:58] 世の中に 絶えて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし
[00:10:06] 石ばしる 滝なくもがな 桜花 手折りてもこむ 見ぬ人のため
[00:10:15] 見てのみや 人にかたらむ 桜花 手ごとに折りて いへづとにせむ
[00:10:30] 見渡せば 柳桜を こきまぜて みやこぞ春の 錦なりける
[00:10:40] 色も香も 同じ昔に さくらめど 年ふる人ぞ あらたまりける
[00:10:46] 誰しかも とめて折りつる 春霞 立ち隠すらむ 山の桜を
[00:10:53] 桜花 さきにけらしな あしひきの 山のかひより 見ゆる白雲
[00:11:01] み吉野の 山辺にさける 桜花 雪かとのみぞ あやまたれける
[00:11:13] 桜花 春くははれる 年だにも 人の心に あかれやはせぬ
[00:11:26] あだなりと 名にこそたてれ 桜花 年にまれなる 人も待ちけり
[00:11:36] 今日こずは 明日は雪とぞ 降りなまし 消えずはありとも 花と見ましや